代表理事挨拶 TOP MESSAGE
日本クリティカルケア看護学会 代表理事挨拶

このたび、第10期に続き2期目の代表理事を務めることになりました、宇都宮明美でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
本会は「あらゆる治療・療養の場、あらゆる病期・病態にある人々に生じた、急激な生命の危機状態に対して、専門性の高い看護ケアを提供することで、生命と生活の質(QOL)の向上を目指す」という理念を基盤に、研究者、教育者、実践者が、それぞれの立場でキュアとケアの統合を検討してきました。前期では20年の活動を評価しつつ、次世代の課題を視野に入れ委員会の再編を行いました。新体制となった今期はクリティカルケア看護領域の教育・研究・実践の交流と協働を推進してまいります。
2040年に向けて第8次医療計画、地域医療構想が示されました。医療アクセスの質を確保しつつ医療機能の分化・強化、連携の構築が求められます。一方で生産人口の減少に対応するマンパワーの確保という問題に直面していくことになります。これらの課題や問題に対峙し、クリティカルケア看護の専門性を国民や社会に示しつつ、クリティカルケア看護領域の質向上に向けた政策・情報などを提言・発信してまいりたいと思っています。
学会内外の皆様からの忌憚のないご意見、ご指導、支援を賜り、日本クリティカルケア看護学会のために尽力する所存です。どうぞよろしくお願いいたします。
2025年8月吉日
一般社団法人日本クリティカルケア看護学会 第12期代表理事 宇都宮明美
(関西医科大学 看護学部・看護学研究科 治療看護分野クリティカルケア看護学領域)